磁性アタッチメントに興味がある場合に
「MACS研究会」は、磁性アタッチメントのインプラントの臨床応用に関する技術に興味がある人が集まって結成した研究会です。
主に磁性アタッチメントの各種案内や、臨床応用セミナー、各学会での研究発表などが活動の中心です。
全国に900名を超える会員が存在し、開業医のほかに勤務医や大学関係者、歯科技工士など歯に関する様々な職種の下院がいます。
入会は、臨床応用に興味あれば条件は特になく、入会金や年会費などの費用はありません。
天然歯に用いることができる磁性アタッチメントは、日本で1992年に発売開始されましたが、利用方法が現在のように確立されず、一時的なブームで終わってしまった歴史があります。
インプラント応用への注目が集まったことで、利用法が確立された現在は優れた治療法として知られています。
しかし、普及に至るまでアタッチメントのメーカーと共に試行錯誤を繰り返してきたのが、MACS研究会を立ち上げる発端となりました。
MACSシステムは、従来のアタッチメントと比べ、様々な利点が存在します。
マグネットの位置ずれが起きず、確実かつ容易に義歯に取り付けられるのが特徴です。
他にも、MRI対応可能で、見た目にも美しくメンテナンスや経済性に優れています。
歯冠歯根比を改善するのにも役立ち、設計変更を後日になって行うことも可能です。
構造的に害のある側方力を逃せるので、植立位置や方向に問題がある場合でも利用できます。